〜仕事日記(Hクリニック編:121日目)〜
 
今日、食札が変更になっていた患者を見落とす。
 
この会社に入って患者の食事変更データは
すべて栄養士から伝達となっているが、
以前勤めていた病院では調理師が栄養士と共に
患者の食事管理業務をおこなっていた。

これは食事を提供している従事者が患者の変化を
読み取る目的もあった。

病棟訪問委員会とかも栄養科内で組織化されていて
病棟との連携が充実していた為、食事摂取状況などが
把握でき、患者個人個人に対して何が最近食べられなくて
何がもっと必要かというやりとりもきっちりされていた。

「直営」と「委託」の大きな差に悩ませられる。
だからといって首を突っ込めないのが今の現状。
利潤追求ばかりに目が行ってしまって、
一献立に対してはコストコスト。
 
これでは本当に良い物が提供できないのでは。
しかし利益を守らなければ撤退も余儀なくされるわけで。
    
もっと患者を知りたい。
摂取状況を把握したい。
何が苦手で何を食べたいのか。
個別対応の必要性はないのか。

直営で勤めてきただけに
患者の要求に応えられない現状に歯痒さを感じる。

オレはただ栄養士の言うとおりに料理を作ればいいのか?
そんなんでいいのか? 

 
委託は直営と比べ根本的に思想が違う。
加えてシビアな面が多い。

今のオレにできる事は
職員食も患者食もベストな状態で出す事。

本当にそれだけでいいのか?

質の低下を感じつつ料理を提供するのは胸が痛い。
オレ責任者だし。このままじゃいけない。
 
さてどうする。
 

 

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索