不運なピアノ

2005年8月1日 ピアノ
不運なピアノ
就職して初ボーナスで購入した電子ピアノ。
10代の時に元カノに先生になってもらい一生懸命学んだ。
YAMAHAにマジ真剣に通った。
20代前半はキタラのコンサートとか病院のイベントで活躍。
20代後半は心のリハビリ目的で弾いていた。

こいつとの付き合いももう10年になる。

時に自分を高揚させ、時に自分を癒し、かけがえのない
パートナーだ。ピアノ禁止マンションでも
ヘッドホンオンリーで一緒にいたいんだ。

ピアノを弾かなくなって、
目の前の楽しみだけに浸って
「大人」としてのずるさや汚さを身につけるようになって
毎日使い捨ての頭になって
社会人のモラルも道徳も失って
欲望や快楽だらけの日々に浸って
自分の心と二人三脚で歩かなくなって

気付けばスカスカの脳みそになっていた。

27で気付けてまだ良かったのかもしれない。
いやまだ気付ききれていないだろう。

だからナーナーな毎日を過ごしているんだ。

今は振り切る気力も勇気も根性もスタミナもない。

西へ東へ
左へ右へ

このピアノだけが
指針になってくれているように思えた。

また弾きにいくよ。
ショパンの夜想曲やポロネーズ弾くって約束したもんな。

・・・(難曲だけど・・・)

伴奏の魅力

2005年3月28日 ピアノ
オレさぁ、音楽の授業は大好きだった。
小学校高学年の3年間、学芸会で音楽の指揮者担当してたのよ。
単にシキるのが好きだっただけかもしんないけど(笑)

その頃からピアノ伴奏の魅力に吸い込まれてった。
ピアノ弾いてた子が可愛かったってのもあるんだけど

・・・伴奏って、

「歌い手をこれでもかというくらい素敵にサポートしている」

そんなカッコ良さみたいのを感じてた。

で、YUKIの「プリズム」や平松愛理の「Crescent Moonshine」とかの伴奏を聴くと全身震えちゃうね。
まじでいいんです!!すごいんです!!
ネバエンのファルコン並みよ!!(わかんねー)

ピアノの音色はやっぱ素晴らしいわ。
今日は映画「シャイン」のビデオを観た。
社会人になってからピアノ教室に通うことができたのも
この映画のおかげといっていいだろう。

もうかれこれ15回目くらい繰り返し観てる。
18歳のときになにげなくCDショップで購入したのだが、
オレにとっては神様からのプレゼントというくらい
衝撃的なものだった。

すぐにサントラを買いに行き、ラフマニノフの楽譜を買い
その世界に引きずり込まれた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

映画について簡単に説明すると、オーストラリア人の天才ピアニスト
デヴィッド・へルフゴットの実話である。
子供の頃から天才ピアニストとして生きてきた彼は、厳格な父親で
あるピーター・ヘルフゴットの異常なまでもの愛情と虐待とピアノへの執着心、周
りからの溢れんばかりの期待、自分へのプレッシャーなどからだん
だんと精神を病んでいってしまう。

そして、ついに満員の観客席の前で「ラフマニノフ
のピアノ協奏曲第3番」を弾き終えた彼は倒れてしまう。

その後、静養を余儀なくされ医師からもピアノを弾いて
はいけないと言われ、精神病施設を何年もの間出たり入ったりする
こととなる。
そんな中、運命的な女性、ギリアンと出会い、それこそ何年もの間色
々な苦難の道を乗り越えて復活を成し遂げた。。。という話である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

観る回数が増えるごとに感動が増していく不思議な作品だ。

彼の来日コンサートが1997年と2001年にあったが
どちらも行けずじまいだった。

次の来日には必ず行きたい。
たのむからカムヒア札幌!!(*゜▽゜*)v

このサントラで最近お気に入りなのが
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番ニ短調」。

落ち着いた感じで、暖かく包み込まれるような気分になる。

映画ではいつもそばにいてくれた女性キャサリンと
過ごすシーンや彼女の遺品を手に取るシーンなどに
使用された曲で、これまたグッとくる。

残念ながらこの楽譜はもってないし、力及ばずな為、
今日もいつも弾いてる曲からスタート。

ジムノペディ第1番を早いバージョンに変えて弾くのが
最近のささやかなマイブームである。

リムスキー=コルサコフの「くまんばちは飛ぶ」
この曲を思い切り弾いてみたい。マジで。
難易度大で無謀な為、現在は聴くだけだけど、
死ぬまでに弾きこなしてみたい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

映画とかを観終わるといつも感じることだけど、
オレは何かを今、必死に一生懸命やっているだろうかと。

仕事は一生懸命やってるつもりだけど、
それ以外はどうだろう。

何もかもが中途半端な気がしている。

ただただ過ぎてゆく毎日が、本当にこんな感じでいいのか
時々不安になる。

だからといってなかなか行動に起こせない自分がいる。

このままいくと、空っぽな人間になってしまうような気がする。

生きていて、これだけ感動して、これだけ色々なことに
素晴らしさや興味を示しているのに、

オレの人生こんなんですー  みたいな。

このもどかしさを

ふりはらうために

さらに糸に絡まったようにもがく。

そんな今日この頃。

 
今日はピアノ君を呼び醒まし
雑念を吹っ飛ばす気持ちで弾いた。

本日の目標はショパンの英雄ポロネーズ12小節まで。

ジムのペディ第1番とセナのピアノ?まではいつもどおり。
坂本龍一の曲で左手が記憶喪失。

(ふぅ。。。)

この突っ掛かりだしたらなかなか進まないイライラがストレスに。
仕方ないので、右手だけ、左手だけでの練習を繰り返す。
しばらくしても左指がついてこれない。

完全に体で憶え込んだ曲はすらすら動くのだけれど。
左手は鍵盤を打つというより押す感じになってきている。

ということで、ポロネーズは一歩遠退いた。
ソナチネから復習しよう。

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